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えー、久しぶりのへっぽこ日記の更新です。 私自身山の方には数回行っているのですが、それを日記としてここに書いて更新するという作業をなかなか出来ないでいたので、前回よりもだいぶ空いてしまいました。 (日記、というよりホームページ自体の更新を出来ないでいるのですが・・・) で、今回の日記は、2004年初の登山の日記を書かせて頂きます。 その間にあった登山は後々書かせていただくとして、とにかく情報が新しいうちに日記を書いてしまおうという事で。 で、今回私が連れて行ってもらった山は、「楠川前岳」。私は名前の通りまだまだへっぽこなので、その名前を聞かされても「どこから登るの?」という感じでした。 楠川前岳は、宮之浦岳などのメジャーな山ではないですが、これも屋久島の山の1000m越40山の1つにも数えられる(ただ高い山を並べただけですが)山です。 場所は我々の住む宮之浦からほど近く、白谷雲水峡から楠川歩道の方へ入り、2時間ほど登った所にある山です。 なぜそんな近くの山に? そう、今回はただ山に登るだけが目的ではなかったのです。今回の目的、それは―読図の勉強。地図とコンパスを持って、迷う事無く頂上を目指す!というのが今回の目標なのでした。 楠川前岳への道は、地図上には登山道らしきものは特に載っていないので、これに自分で道を書き込んでいこう!というのが第一の目標という事で。 ・・・山歩くのもへっぽこなのに、そんな高度な事ができるのだろうか・・・ そして、登山当日。 近場という事もあり、集合は9時半。弁当等の買い物を済ませ、雲水峡に着いたのが10時すぎ。トイレ休憩をすませ、さあ出発! ・・・の前に、今回の登山メンバーの紹介を。 当ナカガワスポーツ代表取締役社長、同社店長の2名と、今回の読図についてご教授して頂く先生として、山岳ガイドで我々ナカガワスポーツと仲良くさせていただいている吉原さん、そして私へっぽこの4名で地図書き登山に挑みます。
楠川前岳登山入り口―特に何の印もなく、ただ道らしきものが見える。 ここで地図を取り出し、現在位置を確認との先生の声。ふむ、現在位置は・・・ わかりません(爆) 地図の見方も全くわかっていないドシロウトの私としては、基礎の基礎からでないとなんともはや・・・・(汗) で、現在位置を教えていただいていざ、山へ!・・・・ではなく、今回は地図とコンパスを使っての登山。ただ闇雲に道らしき所を歩くのではなく(地図にも登山道は載っていない為)、地図を見て進みたい方向を決め、その方向がコンパスの示すどこかというのを認識し、実際にコンパスを持ち、その方向を示す事で初めて歩き始める―といった行程を踏まえて初めて登山が始まる。むうう、難解だ・・・・ ●へっぽこの プチコンパス使用レクチャー● ここで今回習った事を分かる範囲でここでご説明します。 <方向の決定> 1、現在地を調べ、進みたい方向を選択する 2、コンパスを地図の北に合わせ、進みたい方向が地図の北に対して何度を向いているかを調べる(右回りで何度か) 3、コンパスを自分の正面に置き、進みたい方向の角度を自分の真正面に合わせる 4、体を回転させ、コンパスの北を合わせる 5、全てが合致した時、向いている方向が自分の進みたい道である とまあ、書くだけなら簡単なんだけど、これを実際現地で地図片手にぐるぐる回っているとやはりよく分からない。ただ単に慣れていないだけっていうのもあるんだけど・・・不安は尽きません。はい。
地図に道は載っていなくても、山には道らしき物もあり、ピンクのテープも貼ってある。地図には進む道を書き込み、てくてくと歩いていく・・・・と、暫く歩いたところで左手の山側に曲がるところに遭遇。そしてここで先生からまたお勉強のお声。―こんどは進む方向を地図に書き込もう― (・・・・むう。難解な。) 慣れれば全てさほどでもない(らしい)作業なのだが、へっぽこさんはやはりへっぽこさんなので、そんなものがちゃっちゃっとできる訳もなく。頭に?マークをのっけたまま先生のお顔を拝見。そして、マンツーマン指導。 <進みたい方向を地図に落とす> 1、まず、現在位置を確認。 どの位歩いたかや周囲の地形と地図を照らし合わせ位置を把握する 2、コンパスを体の正面にし、進行方向を向く。 コンパスを北に合わせ、進行方向が北から何度の所にあるかを調べる 3、コンパスを地図に置き、地図上の北とコンパスの北を合わせる。 先程調べた度数の方向を示す 4、その方向を水平に現在地点までスライドさせ、線を引くと・・・道完成。 (これは今ここにこうやって示していても正しいのかどうかがよく分からないのだが・・・とりあえず正しいものとしてここに記載いたします。キビシイご指摘はなんとかご遠慮を。) と現地で教えてもらったはいいが、やはりあまり分かっていないへっぽこさん。 ついでに言えば、歩きながら皆様が言っている「尾根筋」「沢筋」が全くわかっていない。 ついでにその見方も・・・というか、基本的な地図の見方をそこで教わり、なんとかついていける(?)様になり再度スタート。 とりあえず地図の見方もわかったし、コンパスの使い方も分かったから大丈夫だろう― そのように思っていたへっぽこさんは、再度壁にぶつかる。 道の分岐の度に地図を見、コンパスで方向を示して歩くのだがどうしても現在地というのがよく分かっていない。 現在地点というのはどうやって分かるものなのか?
先生曰く、自分で何M歩いた時の歩数を覚えておいて、それを地図に反映させる、もしくは地形を見て―今回はほとんどこちらで現時点を示したらしいのだが―現時点を把握するのだという。つまりは、現在いる地点において、山の見え方―あそこに尾根があり、ここにつながるとか、そういった情報を元に地図から現時点を割り出すのだという。 先生曰く、結構経験が必要らしく、へっぽこさんがやるには「幼稚園児がセンター試験を受けるような・・・」という風に冗談っぽく言われまして。 このへっぽこさんの今の状況・・・確かに、的を得ている表現だと思う・・・ とにかくこういう事は場数を踏まないとなんともならないとう事なので、とりあえずやっている事を見ながら先に進む事にした。(つまりは他人まかせ) さてさて、ここまでコンパスの使い方やら地図の見方などで肝心の山についてほとんどコメントがなかったので、ここでまとめてご紹介しようかと思います。
山道は整備されている訳ではなかったが、比較的歩きやすく感じました。中間地点から地形が急峻になり、崖っぽい所があったりしました。なんとなく行程をこなして来たが、結構危なかったのかもなぁと思わせるところもありました。 (でもへっぽこの為そんな事に気付くのは人に言われてからだったり・・・) 地図を書きながら行ったのですが、こまめにピンクのリボンがあり、道自体は分かりやすかったと思います。
頂上が近くなると、それっぽいというかそれっぽくないというか(どっち?)、そんな場所にでてきました。2,3日前から天候が悪く、山に雪があるのは町からも見えましたがここ楠川前岳にも少し雪が残っていました。(といってもほんの数センチだけですが)
そして、2時間半かけてようやく楠川前岳登頂!(あまり説明がなかったですが)頂上には岳参りの為の山の神様を祭る石碑と、その近くに三角点もありました。(当たり前かもしれませんが) そして、遠いが近そうに見えるところに愛子岳が。綺麗に見えました。そこ以外はそれほど見通しが良くはなく、景色を見ることはできませんでした。 一部、木々の間から楠川の集落を見渡せるところがありましたが、そこ位でした。(そこも岳参りの為に楠川の方々が切ったのでは、と皆様話されておりました。) とまあ色々な頂上での感想をここに述べましたが、それ以上に感じた事、それは・・・ 寒い!!!! ちょうど風が吹き抜ける所らしいここ楠川前岳頂上。愛子岳に向かって涼やかな風がヒューヒュー吹きぬける。それが寒い寒い。ご飯食べるのもがたがた震えながら食べてました。
そして下山。来た道を戻るだけのごくごく簡単な(と油断をしてはいけないのだが)もの。鼻歌混じりとはいかないまでもてくてくと順調に歩いていた―ところに。 「あそこに見える山に行ってみよう」 との声。あそこに見える・・・というのは、右側(下りルートから見て)に見えるちょこっとしたお山。・・・・へっ? 言葉もないへっぽこさんを尻目にどんどん話は進み、最終的には「プチ遭難を体験しつつそこからコンパスを使って元の道に戻る練習」と題されて、なんとはなしに先頭に立たされるへっぽこさん。
そして、その眼前に広がるのは―ヤブ。そう、登山される方々からよく聞く「ヤブ漕ぎ」というアレである。 あまり気乗りはしなかったが、そこのところはやり始めるとハマっていくのがへっぽこさん。元々は現地民で幼少の頃は普通のヤブをこいで遊んでいた経験もあり。あとは持ち前の体重による突進でぐいぐいヤブを切り裂いていく。 ・・・で、それらしいピークに着くには着いたのですが・・・ま、確実に「それ」と分かるものもない、特に景色も良い訳ではない。・・・じゃ、何の為に? ―遭難を 体験するために。― ・・・ま、遭難と言うほど道を外れた訳でもないのですが。それでも、これを一人で道脇のヤブにガンガン突っ込み、さあ戻ろうと言っても・・・できないでしょうなぁ。多分。きっとパニックを起こすのではないだろうか。
ま、それはさて置き道に復帰しよう。地図を取り出し、現在地とルートを確認する。来た道をただ戻るのではなく、ショートカット(いやすでに寄り道している時点でこの言葉もどうかと思うのだが)をして下にあるであろう道へでてみようというのだ。 へっぽこさんにも、理屈は分かる。が、それを本当にやれるのだろうか。ただ闇雲に突破するのではなく、地図上で道のあるであろう場所を確認、現在地から北を基準に何度の方向に歩けばたどり着くのか。当然、道がある訳ではないので直進できるとは限らない。 ・・・はやくも頭真っ白。 今回は先生をはじめ皆様いらっしゃるので安心は安心なのだが、一人の時にこの状況に追い込まれたら・・・多分、泣くな。おいら。 で、先生の指導の元、道があるであろう方角へ向かい藪の中へ突っ込む。 へっぽこさんは心配で、ちょっと行く度にコンパスで進んでいる角度を確認。「そんなに気にしないで大体で・・・」というお言葉もあまり耳に入りません。とにかく示された方向に愚鈍に藪へ入り、かき分け、突破する。 でもですね、この藪へ突っ込むっていうの、結構楽しいんですよ。おいら的に。 始めは不安っていうか、「大丈夫か?」っていうのが頭にあったんですが藪掻き分けてるとなんか、冒険っていうか突破する感覚っていうか、なんかいいんですよ。 これも幼少時代の遊びの感覚が残っているからかもしれませんが。とにかく草を踏みつけ、枝葉を払いのけ、とても自然にありがたくない行為を繰り返し、突破していく。 と、ちょっと先に見覚えのある風景が。そして、見覚えのあるリボンが。 やった!道に出た!無事突破できた事がうれしく、一気に道へ・・・と思ったら。 チクチクチクチクチクチクチク。 いでぇぇぇぇ〜!! 気が付かなかったが、目の前に広がる最後の壁は、無数の棘のついた蔓状の植物(名前は知らないが)。掻き分けようにも手が痛く、横に逃れ様にも樹と棘に囲まれ逃げ場ナシ。まさに四面楚歌。ううむ。どうしよう。 結局無理矢理棘の群れの中に体を投げ込み、足で払いのけつつ突破しました。ちくちく痛かったけど、なんとか突破できてよかったです。 その後は特にこれといった事もなく、地形と地図を合わせ現在地点を確認してみたりしながら下山。時間は4時ちょうど位。2時間ちょっとという時間で下山できました。 そして・・・へっぽこさんにはこの下山後にお楽しみが待っていたのです。 車へ戻り、その車内から取り出したもの。―マウンテンバイク。 最近購入したばかりの自転車を車に積み込んでおき、帰りはそれに乗って町まで一気に下る!ん〜、楽しそう。 ![]() で、結果から申し上げると、楽しかったけど、寒かった。 ま、当たり前といえば当たり前なんですが季節は冬。車で2,30分かかる所を自転車で。下りなので車と同じくらいの時間しかかからない―実際みんなののっている車の後ろをくっついて走っていた―のだが、いかんせん剥き出しのわが身。それもそこそこのスピードを寒空の下走る。寒くない訳がない。けど、楽しかった! とまあこんな具合で1日、お勉強と遊びを兼ねて山に行ってきました。 今現在これを書いているのが1月下旬なのですが、九州地方に寒波が来ており、屋久島もその例に漏れず寒くなっています。下から山を眺めるとすっぽりと白い衣を纏っています。ここ数年でも一番寒く、雪も積もっているだろうとの事。 遊びに行けば楽しそうですが、時間もその気力も現在のところないです・・・まあへっぽこですから。 また山に遊びに行きましたらここでご紹介します〜♪ |