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太忠岳へ行ってきました。(2004.11.17) へっぽこさんの登山も今回で5回目。宮之浦岳や縄文杉などメジャーな所はとりあえず制覇。これからは準メジャーな所をぼちぼちこなしたいなぁと思っている今日この頃。 そんなへっぽこさんに太忠岳はもってこいの場所。結構眺めも良く、それなりに大変との事。・・・ちと大変というフレーズは気になりますが、いつかは行きたいなぁと思っておりました。 そんなへっぽこさんに機会をくださったのは、お店の事情から。 当店でレインスーツのレンタルをされたお客様が、太忠岳の頂上にある岩の割れ目にレインスーツの袋を落としてしまった、との事。袋自体は確認できるのだが、下まで3メートルはあるらしく手は届かない。―で テグスと釣り針を持ってその袋を釣って来い! という指令が出ました。 そんな理由から、山へ釣りに行くというミョーな仕事を背負って太忠岳に向かったのです。 太忠岳出発の朝 AM05:00 起床 今考えるとそんなに早起きで行かなくてもよかった・・・いや、早くて正解だったかな?とにかくそんな時間に起床。昨日より用意しておいたおにぎりを朝食としてもぐもぐ。準備は前日よりしておいたので、後は着替えをして出かけるのみ。しかし・・・寒い!日中はまだ若干暖かく感じるここ屋久島でも、やはり朝晩の冷え込みはきつい。実際何度かは分からないが、大分冷え込んでいる。・・・やはりフリースを着ていくか。うん。 そして出発。なんだかんだで時間は5時40分近く。辺りはやはり暗い。テレビの天気予報では鹿児島の日の出が6時45分頃という頃だから、いたしかたないですな。 道中は特にこれといって何事も無く(あっても困るが)屋久杉ランドに到着。しかし、思えばへっぽこさん、屋久杉ランド自体が20年ぶり近くになりまして。小学校の遠足で行ったっきりです。その当時はランド線の道路も舗装されておらず、砂利道をバスでゴトゴトと揺られ・・・と、へっぽこ昔話はこれ位にして。 で、屋久杉ランドです。当然管理小屋には誰もいません。さすがにこんな朝からはいないです。そんな管理小屋を過ぎ、駐車場に車を止め、外に出ると・・・・ 寒っ!! めちゃめちゃ寒いです(へっぽこさんは基本的に寒いのが苦手です)。あわててフリースの上から防寒代わりにレインウエアを羽織り、寒さを凌ぎました。流石は標高100m上がって気温0.6℃下がる・・・(何の説明だ)。凄まじい寒さ。 と寒さ対策もし、6時47分、太忠岳へ向けてスタートしました。
スタート直後。よく考えたら屋久杉ランドからどのようにすれば太忠岳に行けるのかが全く分かっていなかった自称登山家(?)のへっぽこ太郎。しかし、そんな思いは次の瞬間に杞憂に変わった。ランド内の看板に地図があり、奥の方に「太忠岳」という文字を発見。なるほど・・とりあえずあそこまで行けばいいんだな。ふむふむ。地図に書かれている距離を合計すると、1km無い位の距離。山道であることを考慮しても、ものの30分ほどで着くものだと思われる。・・・はずだった。
30分後・・・行けども行けども太忠のたの時も見つからない。ひたすらランド内をさまようへっぽこさん。確か、川を2回渡って、道なりに行けば・・・・さっき、3度目の橋を渡った気がしたが・・・150分コースの途中にあるはずだが・・・あれ・・・さっきまで80・150分コースと書かれていた看板から「150」の数字が無くなっている気がするんですけど・・・
・・・・・・。とりあえず歩こう。うん。 そう思い歩く。・・数分後、地図看板を発見。現在地・・・目的地の反対側。 あう・・・!!思いっきり道間違えてる・・・・!! そう。右側に入る所を直進(もしくは左折)した為、150分ルートを反対側から回る羽目に。もちろんこちら側が遠回り。スタートから余計な体力を使うへっぽこさんでした。
そして、予定を大分オーバーして太忠岳分岐に到着。この時点ですでに汗だく。フリース+レインウェアは日が昇ってからは流石に暑い。休憩がてらウエアを脱ぎ、インナーも着替える事に。時計を見ると、すでに7時半を回っている。 うあ・・・ランド内を45分も彷徨って・・・。 まあいいや。過ぎたことは。 しかし、初めての所なのでどのくらい時間がかかるのかがよく分からない。なるべく余裕を持って行動したい。そう思うとさっさと出発してしまおうかとも考える。が、久しぶりの登山、久しぶりの運動。そうでなくても不安いっぱいのへっぽこさんは、いつにも増して息を切らしてました。・・・情けない。 事前の下調べ(ちょっと聞いただけ)では、太忠岳は約3時間ほどで登頂できるとの事。しかし、その3時間というのも人それぞれだし、一体どこから3時間なのだろうか?もしや、ここ太忠別れから3時間かかるのでは・・・ちょっと暗いイメージがへっぽこさんを包む。 ・・・ま、いいか。 そう。まだ時間は早い。8時にもなってないのだ。そう考えるとやはり早く出発したのは正解だったと思えた。うん。よかった。 身支度を済ませ、7時40分に再出発した。残りあと2.7km。 当面の目標としては、30分歩いて5分休憩するペースで歩く事。それ位はなんなくこなせるだろう。と、思ったが。 息が切れる。バテる。 さすが運動不足。ダイエットもさぼり気味なへっぽこさんは、気持ち以前に体がついていかない。15分が活動限界だった。 それでも頑張って歩いている目の前に看板(って言わないかも)が。 「太忠岳 2.0km」 ・・・もう700mも進んでる。 にわかには信じられないが、確かに20分前に休憩したところには2.7kmとあった。平坦な道ならともかく、結構急峻(へっぽこさんにしては)な山道でそんなに距離が稼げるのだろうか・・・・。表示に少し疑いを持ちながら、先へ進む。 歩き始めて25分。目の前に休憩所らしきベンチを発見。ここで一服しろという事だろうと(都合良く)思い、ザックを下ろし休憩。活動限界かと思われた15分から10分延長して体を動かした。なんだかんだ言っても結構動くものだ。(後半はあまりお見せできないような状態だったが) しかし、流石に斜面が急で登りがきつい。おまけにどの位登らなければならないのかが分からないのでペース配分ができない。ガンガン行っていいのか、ゆっくりじっくり行った方がいいのか。明確な数字が一定間隔で表示されるととても分かりやすいのだが・・・。とにかく、あと2kmってことは分かっている。これを糧に頑張るしかないのだ。 ![]() 登りはキツいが、景色は綺麗。それに幾分助けられている所もあるのだろうか。今日は天気予報通り天気が良く、森が生き生きしている(ように見える)。美的感覚がちとズレているへっぽこさんだから、撮った写真はいまひとつかも知れない。が、とても気持ちよく歩けた。・・・と思う(笑)。 25分歩いて5分休憩という30分1スパンで行動する決まりを設け、もくもくと山道を登る。なんとかその決めたプランだけはクリアしようと25分を頑張る。 8時30分 休憩。特に距離表示のある立て札は見つけられず。5分休憩。 景色はさほど変化せず、登りも相変わらず。さあ頑張れ。
休憩後、しばらく歩くと大きな岩と出会う。ちょっとした変化の一つ。その後も大きな岩に会い、その脇を抜けるようなルートが取られている。おや?大分近くなってきたんじゃないの?そう思わせるのに十分な変化。ちいさな喜び。 9時00分 休憩。行程に変化が見られ、もうそろそろな雰囲気はあるのだが確証がない。こういった事を信じる事なかれ。いつも裏切られる(笑) 距離表示のある立て札でも出てくれば気分も大分変わるのだが・・・・。
しかし、この休憩からすぐ行った所にその表示はあった。「太忠岳 1.0km」 これにテンションが上がってしまったへっぽこさん。ゴールが近いとペースも上がる。少しくらい急な登りもガンガン上がる。そして上の方に空が見える。やった! 太忠岳 登頂・・・?とある岩の上に出た。景色は最高。でも・・・この左手に見えるどでかい岩は一体?・・・どう考えても今いる場所は太忠岳頂上ではなさそうだ。 それでもいい眺めなので、写真を一枚。目の前にある山は何岳かは分からない。後で調べてみよう。 もとの道に戻り、本当の(?)太忠岳頂上を目指す。が、ここでまたへっぽこレーダーが妙な道を割り出した。なにやら大きな岩の所に踏み後らしきものがある。そっちだ! 思いつきで進むへっぽこレーダー。数メートルも進まないうちに木の枝や藪に阻まれる羽目に。この道は違うのか・・?それでも一応突き進む。が、例の大岩にぶつかり、これにて進行不可能。・・・ちゃうやん。この道。 よくよく見てたら、も少し戻った所に岩を回り込む様にリボンがしてありました。 へっぽこレーダー、真っ直ぐ行くことしか考えていない不良品みたいです。
正確なルートに戻り、ロープを使って岩の上を登ったりといよいよそれらしい所が登場。そしてその先に・・・これか!噂に聞いた「太忠岳の天柱石」!9時30分 太忠岳登頂!! ようやく・・・というか、結構あっさりと登ってしまった印象があります。太忠別れから1時間40分ほどしかかかってなかったので。ちゃんと休憩を取りながら。なんかよっぽど屋久杉ランドを迷子になってた時の方が疲れた様な・・・。
太忠岳頂上は、まだ天気が良く(多少雲が出てきていたが)海も、港も見えました。眺めのいい岩の上でちょっと一息・・・。あ、そういえば。太忠岳に来たもう一つの目的を思い出し、それらしい場所へ確認しに行く。岩と岩の隙間に・・・あった。 落としたという日から2週間近く経過しており、雨も風もあったろうに、その現場に佇んでいた我らがレンタルのレインスーツ袋。確認したとき、何だか嬉しくなりました。 そして、ザックから釣り糸(太め)と釣り針を取り出し、釣り開始!獲物はレインスーツ袋!!するすると糸を垂らし、袋に・・・・かかった!そのまま引き上げて、無事捕獲!なんとまあ、こんなにスンナリと取れると思わなかったへっぽこさん、思わず大笑い。その拍子にまたもや落下。それでもさほど慌てずに、再度糸を垂らし、引っ掛け・・・すぐ掛かるし・・・再度引き上げ成功。う〜ん・・・もうちょっと難解なミッションだと思ったんだけど・・・ま、無事目的を達成できたから、いいか。 ![]() その後は何枚か写真を撮り、一息つく。食事をしようかとも思ったが、あまりに時間が早く、昼すぎには下山できるのでは?と思ったのでおやつを摘む程度に。 ボーっと岩の上で過ごしていると、後から後から登ってくる人々。ここ太忠岳も結構登る人がいるんだなぁと感心しながら、景色を眺める。
しかし、やってくるのは人だけでなく、霧もその一人(?)だった。風に乗って雲がどんどんこちら側に流れてきて、10分もしないうちに見えていた景色を真っ白な風景に変えてしまった。やってきたもう一人は、冷気。ガスにつつまれたせいか急に冷え込み、汗をぬぐったばかりの体にはちと寒い。急いでレインスーツを着込むが、それでも寒い。これは体を動かした方があったかいだろうと思い、下山。でも山頂に1時間半近くいたんで・・・ゆっくりしすぎですか? 帰りの行程は早かった。道が分かっているのと勾配がキツイので、降りる分にはどんどん距離を稼げるから。(その分足への負担は大きいのだが) 登りに2時間かけた山道を、下りはその半分の時間しか掛からず。それ以上に時間が掛かった気がするのが屋久杉ランド内。何故だか余計に長く感じられ。・・・景色を楽しむ余裕がなかったんですな。腹減って。 で、12時40分に無事下山。とにかく腹が減って死にそうだったので、急いで町まで降りて食事に行きました。 次は・・・どこに行こうか?次の準メジャーを探して、へっぽこさんは・・・どこへ行くの? |